South Wind~海辺の家・葉山生活~ -2ページ目

和室が出来上がるまで…

我が家で「和室」と読んでいたこの部屋…。

(過去の記事は、コチラコチラ


丸い窓

和室 電気

和室 神棚

これまで、言葉巧みに(?)誤魔化していたんですけれど。






視線をずずずいっと下に移しますと…。






和室(前物置)



         実は物置でしたっ!!


なぜ、新築当初からこのままだったかというと、壁塗りもセルフビルドで行ったため、引越しまでにすべての壁塗りが完成しなかったこと、また、私たちのこだわりで、畳は縁のない琉球畳をどうしても使用したかったのだけれど、本物の琉球畳はとても高価。当時、コストダウンに必死だった私たちは、「普段使わない部屋なら、後回しにしちゃえ!」と、和室の完成を先延ばしにしたのでした。


途中、神棚を設えたり、電気を取り付けたりしましたが、基本は開かずの間。

一時期は、もっともっと、足の踏み場がない程にモノが溢れていました。とても見せられる状態じゃありません。

来客時、締め切った戸を見て、「この部屋はなぁに?」とたずねられることもありましたが、「鶴がはたを織っているので…」と答えたこともありますし、「実は物置ですよ」と、半ばヤケでお見せしたこともありました(笑)。


そして、この家で暮らし始め、早いもので丸2年。ようやく、この部屋に畳を入れることしました。

その前に、まずは、壁を完成させることに。


和室 珪藻土塗り


我が家で採用しているのは珪藻土(けいそうど)。

珪藻土は自然のものが原料になっている、ホルムアルデヒト等を含まない、人体に優しい素材。湿度を調整し、脱臭効果、抗菌作用、断熱性、耐火性、保温性…などなど、とても優れているんだそう。

一般的なクロスに比べるとちょっと高価なので、我が家では、セルフビルドで手間賃ゼロにしたのです。


私も何度も珪藻土塗りをしていますが、結構楽しいです。慣れると手際も良く、素人でも、そこそこキレイに仕上げられますよ。ちなみに私の腕前は、お世辞もありましょうが、職人のおじさんのお墨付き(笑)。

今回は、そんな私の監督のもと、夫に頑張ってもらいました。



和室(の予定)



壁を塗り終え、モノをすべて片付け、床キレイに水拭き。


畳屋さんには、直接来てただいて、採寸・見積もりをお願いしました。
私たちがずっと使いたかった100%藁の縁なし琉球畳。

畳屋さんの話では、琉球畳というのは、耐久性はヘビー級だけれど、肌触りや座り心地は決して良いものではない、ということでした。でも、そのザラつきだとか、素朴な感じこそが「味わい」というものだと思ったので、やはり当初からの希望通り、琉球畳を選択しました。


完成まで、お正月を挟んで約1ヶ月…。

畳屋さんがやってきました。



畳 搬入


よいしょよいしょと、我が家の階段を、畳を担いで登ってきます。

琉球畳は、一般的な畳よりも重いんですって。

私も少し持ってみましたが、半畳なのに重かったです。


畳 搬入


我が家の和室は、小さめな4畳半。

琉球畳だと、全部で9枚になりました。


ようやく運び終えた畳。

次回は、完成した和室の様子をご紹介します^^


小正月

松が明けて迎えた小正月。

毎年楽しみにしている「どんど焼き」が、今年も我が家の近くの海岸で行われました。

(昨年の様子はコチラ


2008 どんど焼き

2008 どんど焼き

2008 どんど焼き


どんど焼きは、地域によって、左義長(さぎちょう)、どんと焼き、さいとやき、ほっけんぎょう…呼び方も異なれば、起源にも諸説あるようですが、正月に飾った門松や注連飾り、書初め、旧年のお札やお守りなどを持ち寄って焼き、無病息災を祈る行事のこと。


我が家でも、昨年神社から受けたお札やお守り、門松やしめ飾りを持って行ってきました。自分で作ったしめ飾りを燃やしてしまうのは、毎年ちょっと残念な気もしますが…^^;

(門松やしめ飾りの記事はコチラ



2008 どんど焼き


点火してしばらくは火力も強く、勢いよく燃えています。
しばらくは火に当たりながら、振舞われたお酒やコーヒー、お菓子をいただきながら、火が落ち着くのを待ちます。今年はどんよりした曇り空、気温も低かったので、火の有り難みを実感しました。


そして、火が落ち着いた頃、この火にお餅をかざして焼き始めます。

長~い竿で、まるで釣竿のように持って焼くんですが…


2008 どんど焼き
2008 どんど焼き

              熱ぅ!!


少し近寄るだけでとっても熱いので注意が必要です^^;

夫と交代しながら、焼き上げました。


この、どんど焼きの火で焼いたお餅を食べると、一年を健康で過ごせるそうです。

去年は焼いた後そのまま、味気がない…とブツブツ言いながら食べたのですが、今年は、ちゃっかり醤油と海苔を持参しました!(笑)


2008 どんど焼き


さすがに、そんな事をしたのは私たちくらいでしょうね(笑)。

でも、やっぱりとっても美味しかったですよ^^


2008 どんど焼き



さて。

これで、本当に今年一年も健康で過ごせそうです。

あらためて、皆様にとりましても、良い一年になりますように…。

2008年 初仕事

2008年。

夫の「大工さん」仕事も、すでに1/2からお仕事を開始しています。


お正月早々から、電動ドリルやら電動ノコギリやら…色々な音を出していたので、ご近所の方は呆れたかもしれませんね…^^;

さて。今年の作業第一弾は、昨年末から取り掛かっている2階のデッキ作り。


ネジ類


すでに家の前面、2階のデッキは完成済みですが、今度は側面にもデッキを作り、L字型になるようにします。

なお、1階部分は和室前の縁側です。(縁側製作中の記事はコチラ



縁側づくり


1階から柱を立てた上に床板を張っていきます。

ただし、床板は数センチ間隔で張っていますので、このままだと、雨が降ったとき雨水が落ち、雨よけの役目を果たしません。

そこで、しっかりと1階部分の雨よけになるよう、夫はこだわりました。



2Fデッキ作り

2Fデッキ作り

2Fデッキ作り


波板


方法は、床板の板に、ポリカーボネット製の波板を張ること。

これで、雨が降ったとき、1階の縁側の下にいても濡れません。

波板は軽く傾斜をつけて取り付け、雨水が溜まらないようにもしています。


今度は、1階のデッキから2階へは、梯子を取り付けたりして、アスレチック風にするのも楽しいよね…なんていうアイデアも出ており、完成までもう少しかかりそうです。


今年も、我が家をどんどん進化させていきます^^

松の内が明けると…

早いもので、今年に入って9日。

松の内も明けて、すっかりお正月気分が抜けた頃ですね…。

今年もお正月のお餅を軒先にぶら下げました^^


乾燥餅

ぶら~ん…


いつも食べきれずに余るお餅が、今年に限ってハイペースでなくなっていったので、あわててぶら下げました。


数日、天日と冬の乾燥した空気にさらすと、カラカラに乾燥します。

これを油で揚げると、サクサク・カリカリのおかきになるんですよ^^

お餅1切あれば、市販のおかきの小袋1つ分くらいにはなります。

塩をまぶしたり、青海苔やカレー粉をまぶしても美味しいので、私も夫も大好物。


ぶら~ん

ぶら~ん

軒先でゆれるお餅を眺めながら、美味しい想像…。

今日もニヤニヤ。

風速計

こちらでは、年末から元日の夕方にかけて強風が続いたものの、天気は晴れ。

新年から澄み切った青い空を眺めています^^


そんな青空のもと、我が家の風速計はクルクルと気持ち良さそうに回っています。



飛行機型の風速計


飛行機型の風速計


この風速計を購入したのは去年の5月(記事はコチラ )。
中古を購入したのですが、部品が足りなかったり、汚れが目立っていたりと、そのままでは使えそうになく、整備してから取り付けようと思っていました。

やっとこの年末、部品を整え、きれいに塗装しなおし、取り付けて完成したのです。


そして、なんと!

ごくごく微量ですが…発電もしているんですよ。風力発電ですね。

ただし、本当~~に微弱なので、残念ながら何にも役には立ちません(笑)。



夜間飛行


夜は夜で、また違った顔を見せてくれます。

まるで夜間飛行。

お正月の風景

2006年1月末に現在の住まいに引っ越してきて、昨年のお正月は帰省。

よく考えたら今年は、初めてこの我が家で迎えたお正月でした^^

この記念すべき風景をしっかりと残しておこうっと。


我が家では玄関先には、今年も手作りのしめ飾り。


しめ飾り2008


しめ飾り2008


災いを避け、多くの幸せが舞い込むよう、祈りをこめて作りました。

手作りだから、どこにも売っていません。

よそのお宅の玄関先のしめ飾りを見ては、我が家のものが「いちばんカワイイ」と勝手に思っています(笑)。

(去年のしめ飾りはコチラ 。今年のほうが豪華かも)



そして、今年は門松も飾りました。



門松


左右ふたつの門に飾っています。


後から知った事ですが、しめ飾りも門松も、我が家では12月31日に飾ってしまいましたが、本来、31日に飾るものではないんですって…。

知らなかったよ…。

でも、私の実家では31日に慌しく飾っていた気もするし、それぞれの地域によって異なる習慣かもしれません。

なので、あまり気にしないようにしようっと^^;



さて。

お正月といえば、お餅^^

お餅と小豆は、祖母から送ってもらったもの。おいしく食べています!


餅御膳



毎年お正月にお餅を食べますが、いつもは一度食べれば満足するのに、今年はなぜか餅にハマってしまい、食べまくっています(笑)。


元日、夫は仕事だったので、5時に起き、お雑煮を作って食べさせ、お昼には一人で上の3色餅。

そして、今日のお昼はおしるこ。

明日はどうやって食べようかなぁ…。


そんな食べることばかり考えていてもなんなので。

お散歩にでも出掛けましょうか。


2008 夏みかん


家を出ると、庭先には夏みかん。

柑橘類は、表年と呼ばれる豊作の年と、裏年と呼ばれる不作の年を繰り返す習性があるそう。

前年はその裏年に当たり、実を付けなかったのですが、この冬、見事に返り咲き(?)。今年はたわわに実りました。そろそろ収穫できそうです。

このままではすっぱくて、とても食べられたものではありませんが、搾ってジュースにしたり、ジャムにしたりします♪


家を出てしばらく歩くと小さな漁港があります。


真名瀬漁港 大漁旗


真名瀬漁港 大漁旗



碇泊している船には、大漁旗と日の丸が。

そして、釣り船にはひとつひとつに松飾り。


真名瀬漁港 松飾

あちこちに、お正月らしい風景を見掛けることが出来ました。


なんだか、お正月っていいな~。

今年はそう思いながら、大切にのんびり過ごしています^^


皆さまも、楽しいお正月をお過ごしくださいね。


謹賀新年

あけましておめでとうございます。

2008年、今年も宜しくお願い致します。


楽しいと思えること。

嬉しいと感じられること。

悲しい、苦しいと胸を掻きむしりたくなるようなことさえも、「生きている証」。

「命」ある幸せを、今年も大切にしたいと思います^^

皆様にとっても、2008年が素晴らしい一年でありますように…。




2008 初日の出1

2007仕事納め? 外灯設置Part2

本年の仕事納め^^


玄関先へ続くアプローチ階段上の外灯には、ウッドデッキにも使用した、船舶ライトを採用することにしました。

ガラス製のカバーも、真鍮の質感も、存在感があって、とてもカッコいいんですよね。



船舶ライト


これをどのように外灯にするかといいますと…



外灯づくり


枕木を柱にして、取り付けます。



外灯づくり


外灯づくり


外灯づくり


枕木は、もともとは線路に敷かれていたもので、とても耐久性のある木材。

実際に線路で使用されていた枕木はなかなか高価ですが、最近、ガーデニング用で販売されている枕木は、安価なうえ、コールタールが染み出てくる心配も少ないので、我が家ではガーデニング用を使用しました。


デザインのアイデアは、市販のものを参考に、夫が考えたようです。



外灯づくり


これを階段上に、計4本設置しました。



外灯☆完成

門扉の周辺にセンサーを取り付けたので、自動で電気が付く仕組みですよ。

そうじゃないと、意味ありませんものね(笑)。

これで、夜の帰宅も、酩酊時も安心^^


さぁ。やっと、我が家の2007年仕事納め。

名実ともに、明るい新年を迎えられそうです。

2007仕事納め? 外灯設置Part1

完成までに1年半以上を要した、玄関までのアプローチ階段。

まるで燃え尽きたかのように、パッタリと鳴りをひそめておりましたが…。


我が家に限って、そんなわけないじゃないですか(笑)!!

今度は、こんなものを購入してきました^^



CD管・船舶ライト

CD管・船舶ライト

船舶ライトに、CD管(配管材料)やら、電気材料やら…。

次なる目的は、完成したアプローチ階段上に外灯を設置すること!



アプローチ階段づくり


というのも、日が暮れると、足元が真っ暗でとてもキケンだったんです^^;

一度、深夜に酔っ払って帰宅した私は階段から転げ落ちました(笑)。(←あっ、これは単に私の不注意によるモノ…?)

そこで、夫は、このままでは階段が壊されこと危惧したんだそうです。私の容態よりもなによりもね(笑)。


なにはともあれ、電気工事は、実は夫の得意とする分野(記事はコチラ )。



外灯づくり


電気工?

オレンジ色のヘビ?

屋外配線から、ランプの設置まで、すべて自分で作業します。

低予算&好みのデザインで構築出来るのが強みですね^^


今年も色々手作りで頑張ってきた我が家ですが、この外灯設置工事が今年の仕事納めになりました。

完成の様子は、次回、ご紹介します♪

完成!アプローチ階段

我が家の入り口から玄関先までの長~いアプローチ階段がついに完成しました。(前回の記事はコチラ


もう1年以上に渡って、休み休み作り続けてきて、年内に完成出来ればいいかな~なんて思っていた頃もありましたが、ここ数ヶ月、夫が、何よりも階段作りを優先させてくれたおかげで、年末を待つことなく、完成と相成りました。


海岸で拾った石を積み上げて作った60段の階段を昇りきると、広く大きくせりだしたウッドデッキに到着。


ついに完成!ウッドデッキ



階段の仕上げには、このウッドデッキと同じ材料を使って、木製の階段を架けました。



階段完成☆

階段完成☆


この木製の階段も、もちろん手作り。

今ではすっかり、丸ノコの扱いにも、電動ドライバーの扱いにも慣れたもんです。



働く手

階段の仕上げ

階段の仕上げ


完成まで一息!


ここまで完成するには、1年半くらい掛かったでしょうか。

ある程度形になるまで、建築時に作った仮設の階段を使っていました。


なんだか足元が悪い上、いつになったら完成するのか目処も立たなかった頃は、こういうセルフビルドに興味がない人にとって、我が家はすごく奇妙な家に見えるんだろうな~とか、私たちは変わり者に映るんだろうな~とか、変な心配をして、来客が嫌な時期もありました。


でも、今では、時間は少し掛かったけれど、自分たちで作ってヨカッタなぁ…と心から思っています。

ここで、たくさんの方にコメントをいただいたのも、本当に励みになりました。

階段の完成で、またひとつ、成し遂げた気持ちでいっぱいです。


でも、夫にとっては、


あれ作って。

今度はこれをお願い。


口うるさく、注文ばかりの悪妻からは逃れられそうになく、今日もまた、なにやらせっせと忙しそうです。